歯ならび・MFT

あらゆる面で大切な
お子さんの矯正

当院では、RAMPAセラピーという従来の矯正方法とは全く異なる治療方法を行っております。

歯ならびが気になりご来院いただくお子さんの多くが、いびき、無呼吸症、喘息、気道からおこる炎症性疾患などを持っています。こうした呼吸器系の疾患は骨格的な成長不足が原因となっており、そのひとつの結果として不正咬合(ガタガタ、出っ歯、ガミースマイル、受け口等)が引き起こされることが分かってきています。

普段の生活で、いつも口がぽかんと空いている、乳歯の時期なのに歯の隙間がない、笑った時に歯ぐきが見える、猫背や姿勢が悪いなどがあるお子さんはまずご相談ください。

顎顔面口腔育成

Check
Point
子どものうちから口腔内を整える理由・メリット

歯ならびを整えるのに
早すぎることはありません!

歯ならびが乱れると、食べかすや汚れが隙間に溜まりやすくなります。その結果、むし歯や歯周病の原因菌が増え、口腔環境が悪化しやすくなるのです。とくに口呼吸のリスクも高まることから、細菌が繁殖しやすくなり、風邪やインフルエンザなどに対する抵抗力も下がるといったデメリットも考えられます。
このようなリスクがあるからこそ、できるだけ早めに歯ならびを整えておくことが、良い結果に結びつくというわけです。。

歯ならびが悪くなる原因

  • 口呼吸(唇が常に乾いている場合など)
  • しっかり噛む習慣が少ない
  • 姿勢が乱れている
  • 適切な呼吸ができていない
  • ぽかんと口が開いたままの状態が続く
  • 飲み込むときに頬や唇まわりの筋肉を過度に使う

口腔機能発達不全症

口腔機能発達不全症とは、わかりやすく言うと、「食べる」「話す」といった機能が十分に発達してない状況です。15歳未満であれば、専門的なアドバイスによって健康的な成長バランスに戻りやすい傾向があります。
そのため定期的に検診を受け、問題がある場合できるだけ早く発見することが重要です。
成長期に適したケアを取り入れれば、その後の発達を良い方向へ導ける可能性が高まります。

口腔機能発達不全症チェック 
~こんな症状はありませんか?~

  • 歯ならびに乱れがある
  • 舌が短いように見える
  • 舌に歯形がついている
  • 唇が腫れぼったい
  • 肥満か極端なやせ気味である
  • 無意識に口で呼吸している
  • ぽかんと口を開けている時間が目立つ
  • いびきがうるさい
  • よだれが多く出ている
  • はっきり発音しにくい、滑舌に不安がある
  • 食事や会話の際に舌が口から出がちである
  • あまり噛まずに飲み込んでしまう
  • 食事をこぼしやすい
  • 固いものを避ける傾向がある
  • 食べ終わるまで時間がかかり、なかなか飲み込まない

口腔内を整える方法

顎顔面口腔育成

良好なかみ合わせを目指しつつ、呼吸方法を見直す点を重視している治療法です。比較的新しい治療法であり、RAMPA矯正と呼ばれています。
歯自体を抜く必要性が低くなり、完了後の後戻りも生じにくいのがメリットです。
顎の成長を利用するため、お子さんが持つ骨格の特性を生かせます。

治療期間・回数
2~3年・月1~2回
費用(税込)
1,650,000円

メリット

  • 顎や顔の骨の正しい成長を助け、噛み合わせや顔のバランスが整う。
  • 早期介入で、不正咬合や歯列矯正が必要になるリスクを軽減できる。
  • 鼻呼吸に改善されることで睡眠の質や全身の健康が向上。

デメリット

  • 成長期に合わせて長期間の治療が必要となる。
  • 成長や遺伝的要因によって治療の効果が異なる場合がある。
  • 保険の効かない自費診療になる。

マウスピース矯正(インビザライン)

インビザラインは数多くあるなマウスピース矯正装置のひとつです。近年急速に症例数が増えており、今では世界で800万人以上の方がインビザラインで歯列矯正をおこなっていると言われています。従来のワイヤー矯正と比べて、透明なマウスピースを使うのでほとんど目立ちません。また、金属を使わないのでアレルギーの心配もなく身体にも優しい治療方法です。

治療期間・回数
1~3年・月1回
費用(税込)
550,000~990,000円

メリット

  • 透明なマウスピースを使用するため、装着していることが目立ちにくい。
  • 食事や歯磨きの際に取り外せるので、口腔内の衛生管理がしやすい。
  • 金属ワイヤーやブラケットを使用しないため、口腔内の違和感や痛みが少ない。

デメリット

  • 1日20時間以上の装着が必要で、患者の自己管理が治療結果に大きく影響する。
  • 重度の不正咬合や骨格的な問題には対応できない場合がある。
  • 取り外し可能なため、マウスピースを紛失したり破損したりする可能性がある。
  • 保険の効かない自費診療になる。

未承認機器・医薬品に関する注意事項について

  • 医薬品医療機器等法上の承認:未承認
  • 入手経路:代理店経由(アライナー社)
  • 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無:無
  • 諸外国における安全性等に係る情報に関して:(以下ヒアリング項目)諸外国での安全性に関する情報を記載(例えばFDA・CE取得、安全性試験データ、または公式Webサイトなど)
  • 医薬品副作用被害救済制度について:万が一、重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

マウスピース矯正(マイオブレース・プレオルソ)

マイオブレースやプレオルソは、子どもの歯列やかみ合わせを整える目的で使われる筋機能矯正装置です。成長期に生じやすい歯ならびの乱れに加えて、舌や唇、頬の筋肉の使い方や呼吸のしかたを整える面でも注目されています。
歯を大きく削ったり抜いたりせずに始められるため、負担が少ない矯正方法です。たとえば、学校や部活動で忙しい時期でも、家に帰ってからの時間と夜間だけ装着するなど矯正時間を調整できます。

治療期間・回数
1~3年・月1回
費用(税込)
220,000~550,000円

メリット

  • 成長期の骨や歯の柔軟性を活用して、自然に歯列や顎のバランスを整える。
  • ワイヤーやブラケットを使用しないため、物理的な刺激や痛みが少ない。
  • 日中の数時間や夜間の装着で効果を得られる。
  • 舌の位置や呼吸、飲み込み方などを正しく導き、口腔全体の健康をサポートする。

デメリット

  • 決められた装着時間を守る必要があり、特に小児の場合、保護者の管理が求められる。
  • 骨格的な問題や重度の歯列不正には対応できない場合がある。
  • 成長スピードや患者の口腔環境によって、期待した効果が得られないことがある。
  • 継続的な通院が必要
  • 保険の効かない自費診療になる。

未承認機器・医薬品に関する注意事項について

  • 医薬品医療機器等法上の承認:未承認
  • 入手経路:代理店経由
  • 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無:無
  • 諸外国における安全性等に係る情報に関して:(以下ヒアリング項目)諸外国での安全性に関する情報を記載(例えばFDA・CE取得、安全性試験データ、または公式Webサイトなど)
  • 医薬品副作用被害救済制度について:万が一、重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

MFT(口腔筋機能療法)

舌が常に前に突き出していたり、唇が閉じにくかったりする状態は、力の加わり方次第で歯ならびが崩れる要因となります。そのような状況が続くと、通常の矯正治療をしても、舌や頬の筋力に偏りが生じたままなので、せっかく動かした歯がまた元の場所へ戻りかねません。
そこで有効なのがMFTです。歯ならびに関連する周囲の筋肉をトレーニングして、正常なバランスに近づけることを目指します。

指しゃぶり

指しゃぶりは、多くの子どもに見られる一般的な習慣です。乳幼児には「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」や「探索反射(たんさくはんしゃ)」といった、哺乳に関わる反射が備わっていますので、指しゃぶりもその延長と考えて問題ありません。

しかし、お子さんが3歳を過ぎても指しゃぶりが直らない場合は、気長に優しさをもってやめさせるよう働きかけ必要になってきます。強引にやめさせるのはあまり良くありませんので、あくまで促す程度にとどめましょう。指しゃぶりが残っている原因として、ストレスや不安などがあるかもしれませんので、そういった点も注意して、優しく導いてあげてください。また、この時点で小児歯科の力を借りるのも良いかと思います。小児歯科では、いろいろな治療法や装置を使って、子どもの指しゃぶりを改善します。

指しゃぶりが習慣化すると、歯ならびの乱れが生じます。最もわかりやすいのが出っ歯や、奥歯をかみ合わせたときに前歯がかみ合わない開咬(かいこう)と呼ばれる歯ならびです。これらは指しゃぶりが原因で生じることが多く、顔貌の変化や呼吸法の異常などを引き起こすため要注意です。ですから、気になる方はまず歯科医院に相談することをおすすめします。

食育(お子さんの食べ方指導)

お子さんの食べ方で気になることはありませんか?

  • 早食い、または時間がかかる
  • 口を開けてぺちゃぺちゃと音をたてて食べる
  • 硬い食べ物が苦手

すべてが問題ということではありませんが、歯やかみ合わせ、お口の機能に問題がある場合もありますので、ぜひご相談ください。

丈夫な体を作るための食事

朝食はおなかを満たすだけでなく、お子さんの脳や体を元気にスタートさせる大切な役割を担っています。とくによく噛んで食べると脳や内臓が動き出し、朝から活力を得やすくなります。
しかし、単純に好きな食事を摂取すれば良いというわけではありません。近年、菓子パンやグラノーラなどで食事を済ませるお子さんが増えています。これらの食事は手軽に摂取できる一方で、急激な血糖値の上下により、集中力が落ちたり、疲れが出やすくなったりするのがデメリットです。またお菓子やジュースなどは体を冷やすだけでなく、余計な負担をかける原因にもなり得ます。
将来にわたって丈夫な体を守るためには、栄養のバランスがとれた食べ物を朝から摂取するなど、正しい食事の選択を心がけましょう。

食事で気をつけること

朝食に温かいメニューを取り入れて、しっかり噛む習慣をつけると腸が動きやすくなります。
また食事中の姿勢や噛み方など、普段の様子を観察しておくことも心がけてください。「何が苦手で早食いになっているのか」「なぜ飲み込みが浅いのか」といった手がかりが見つかるかもしれません。

一緒に食べる楽しさを大切に!

家族そろって食卓を囲むと、体や歯が健やかに育つだけでなく、お互いの気持ちを共有する良い機会になります。楽しく食べるという体験が、将来の健康を守るきっかけになりやすいです。
当院では歯や食事にまつわるご相談を受け付けていますので、いつでもお声かけください。